プールの更衣室の使い方

こんにちは。
三鷹で水泳個人レッスンをしている酒井やすはです!

私たちは体が不自由な方が対象のスイミングをしているので、家族更衣室を使う機会がたくさんあります。
でも家族更衣室はそもそもどうなっているのか?だれがつかっていいのか?先に使っている人がいたら使えない…?!
「家族更衣室」って、知ってるようで、ちょっとわかりづらい…って思ったことありませんか?
くわしくご案内しますね♪
ロッカー 更衣室 障害者

そもそも家族更衣室って?

家族更衣室は、体育館やプールなどで、一般の「女性更衣室」「男性更衣室」でお着替えしにくい方が使える更衣室です。
個室状態なので、一般の更衣室では気を使ってしまうママ(パパ)とお子さん、車いすユーザーの方などが気兼ねなく使えるメリットがありますが、一方先に使っている方がいると他の人が入りにくいデメリットが多いことも現実です。(あとで詳しく解消法をお伝えしますね)

…と、いうことは、使いたいプールの更衣室がどうなっているのか予め知っておかないといけないということでもありますよね。

更衣室の違いをみてみましょう!

家族更衣室とフツーの更衣室の違い

一般の更衣室では、以下のものがあるのが一般的です。
1ロッカー
2長いすやテーブルなど荷物が置けるスペースがある
3お手洗いが別
4シャワー室が別(隣か近くの部屋にある)
そして、更衣室をすぎて通路を抜けていくとプールがある、というものです。

家族更衣室ってどんなものなの?

家族更衣室でももちろん、一般更衣室とほぼ同じものがそろっていますが、主にこんな違いがあります。

1ロッカーの大きさが大きく、低め(代わりに)
2荷物が置けるスペースが広い
一般の更衣室が、長いすやテーブルが荷物置きになっていることに対し、マットのような柔らかい座面の広めの台が置いてあったり、
それに代わる低いテーブルのようなスペースがあります。
車いすから移ってそこで横になった状態で着替えたり、移譲して荷物整理ができるように工夫されています。
お子さんがいる場合、荷物が多くなるので一人で使えるスペースが広い方が助かりますよね。
3お手洗いが多目的トイレであることが多い、また更衣室内にトイレが設置されている
4個室シャワーがついていることもある

家族更衣室ではお手洗いやシャワーがいっぺんにすませられるよう、コンパクトな間取りになっています。
障がい者 シャワー プール

一般更衣室のチェックポイント!

今現在、一般更衣室でも杖歩行の方や車いすユーザーの方が使えるように、広さをとっているプールが増えてきています。
それでも、「行ってみたら着替えられない」なんてことにならないために、いくつかチェックポイントを押さえておきましょう。

□更衣室の床(マットやすのこが敷いてあったりします)
□ロッカーの配置をみておきましょう。
ここでとくに重要なのは、着替えるスペースの広さです。
ロッカー棚の間にいすやテーブルなどがあります。すると車いすで更衣室に入っていけても、いすが壁側にないことで「背もたれ代わりがないから着替えがしにくい」ことも考えられます。

また、更衣室が使えても、更衣室の先の「プールへ行くまでの通路」や「更衣室内のお手洗いの有無」、「シャワーの作り」が使いにくいと、泳いだ後にシャワーを浴びて帰れない…なんてことになります。予め、チェックしておきましょう♪
□通路の幅
□お手洗いの有無(多目的トイレが必要な方はその場所)
□シャワーの作り
プールへ入るとき、通路の天井から強制シャワーが出るプールもあります。
すると、着替えのためだけに来ていた親御さんが一緒にぬれてしまうことにもなります…。
予め、見ておくとベターです。

強制シャワーが設置されているプールの多くは、泳ぎ終わった人が浴びるシャワーのシャワー室が別になっています。
個室のように壁とカーテンで仕切られていたりとされています。
お子さんがいたり、車いすが入れる幅なのかなど、聞いておきましょう。

□通路上に扉はあるのか
プールへ行くまでの通路の扉が、開き戸なのか自動ドアなのか、幅も含めて確認しておきましょう。

家族更衣室のチェックポイントとは?

一般の更衣室のチェックポイントに加えて、どんなところを見ていけばいいのかチェックしてみましょう。
□性別は分かれているのか
例えば、武蔵野市の家族更衣室は男女別になっています。
なので、男性の車いすユーザーの方が着た後に女性車いすユーザーの方が見えても、別々に同じ時間帯で着替えることができます。
一方、アクアマルシェがよく利用する三鷹市では一か所しかないため、これが叶わないので待つことになってしまいます。
その場合のため、一般更衣室が使えるか否かも見ておくと、介助者がいれば使える、というような次の策が考えられるのでチェックしておくと損はないですね。

「いつも自分が着替えたり、お風呂に入ったりしていることと近い形でできるか」の視点で更衣室をみてみましょう。
すると、台の設置場所やシャワーの高さ(位置)など、個別のチェック箇所が見えてくると思います。

台は動かせることがほとんどなので、必要ならば監視員さんなどに位置を変えてもらったり、シャワーの高さを低くしてもらうなどしてその日その場でお願いできることもけっこうありますよ。

家族更衣室ってこどもの年齢制限はあるの?

例えばお母さんと女の子のお子さんがいる場合、お母さんが娘を連れて女子更衣室へ行って、着替えのサポートができますが、息子さんのときは迷われてしまいますよね。
先輩お母さん方に聞いてみるといくつかヒントがありましたので、参考にしてみてくださいね。
1小学校に上がる前に着替えトレーニングを済ませておく
2着替えが難しい場合は家族更衣室に行って一緒に着替える
3パパに頼む
4兄弟や年上のお友達がいる場合、お兄ちゃんに頼む

ちなみに絶対に何歳までしか使えません、というような年齢制限は少ないようです。
ただ、平均的に小学校がラインになっていることが多いようでした。

障がい者 多目的トイレ プール

家族更衣室を使うルールは?

プールに寄りますが、三鷹市の場合、プールのチケットを買って券を機械に通した(バーコードを読み取らせます)あと、家族更衣室が左手に見えます。
空いていればすぐに入ることができますが、先に別の方が入っていると待つ場合もあります。
が!家族更衣室が一部屋の施設でも、待ち時間を少なくするヒントがあります。

(0ドアをノックする。)
1中に入っている人が、自分と同じ性別なら一緒に入っていいか尋ねる。
2中に入っている人が親子で、親が自分と同じ性別なら一緒に入っていいか尋ねる。

家族更衣室のロッカーは1台ではありません。ロッカーが10台前後あるプールがほとんどです。
なので、同性同士なら、一般のロッカーのように使うことができますね。

家族更衣室を「個室がいいから」という理由で一人で全面使われてしまうと、本当に使いたい方が使えません。
しかもチケットを機械に通しており、着替えの時間もプール利用時間に含まれているので、この待っている時間、泳げる時間が少なくなってしまう!ということになります。
実際にそのような場面にあい、残念な気持ちで練習をスタートしたこともありました。(暗いお話ですみません)

着替えに時間がかかったりなど、着替えやその周辺のことで難しさややりづらさを感じて使っている方がほとんどです。
なるべくスムーズに人が流れるような気配りができるといいなぁと感じています。

LGBT+の人が使いたいとき

LGBT+の人が体育施設を使うとき、お手洗いと同じくらい更衣室を使うことは迷うことが多いと思います。
いくつかチェックポイントを挙げてみますのでヒントにしてください。

1一般更衣室の中に、個室カーテンなど仕切りがあって着替えられるスペースはあるか
個室カーテンがあると、体を見られずに着替えができるので、体にタオルを巻いて着替えるよりも、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
2家族更衣室を使ってもいいか
渋谷区のプールでも三鷹市のプールでも、その他多くのプールで「体の性別」が更衣室の利用基準になっていますが、LGBT+の方様々な理由で一般更衣室を利用しにくい場合、家族更衣室の利用を勧められています。
「自分の希望する性別」の更衣室の利用をした際の、御本人の受ける誤解や、事故を未然に防ぐ役割もある一方、多くの真剣に悩んでいるLGBT+の方の選択を狭めていることも事実です。
「体の性別と心の性別が違う」ことに加え、「恋愛対象の性別」や「体をみられたくない(手術の後など含め)」など色々な思いに挟まれて悩まれる方が多いようです。

多くの人が快適にプールに行ける環境は、プールに行く前からの環境で大きく左右されてしまいます。
それはモノやヒトではなく、それらの間にある空間に見えないバリアがあります。
市民全員が行こうと決めたら行けるプールになるような、そんなアイデアが泉のようにドンドン湧き出て、よりよい環境づくりに貢献できたらいいなと考えています。

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