LGBT+の方がプールを見学するには?その2

こんにちは!
アクアマルシェ代表のさかいやすはです。

前回は「LGBT+の方がプールを見学するには?」と言うテーマで、読者のTさんと対談形式でお話ししました。
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今回は、その続きということで、もう少しLGBT+の方向けの「更衣室」情報をお送りしたいと思います。
Tさん、実際に色々な場所のプールを使っていて、どのような感想をおもちですか?

それでは対談スタート!

プールの更衣室のスタンダードってなんだろう

Tさん:更衣室ですが、着替えスペースとなる場所は、備え付けてあるとすれば大抵 カーテンで閉めるもの(洋服とかを買う際の試着室のようなもの)が多いです。

個室トイレのような更衣室はほとんどありません、
(→このタイプの方が楽なのですが・・・)
カーテン式だとうっかり誰かが開けてくる可能性は無きにしも非ずです。
半扉式の更衣室は・・・・・・・・・記憶にはないです。

やすは:なるほど。確かにロッカーがあってスペースとしてはいっぱでしよね。
LGBT+か否かに関わらず、手術の傷を見られたくない人は、あらかじめご自宅で着てきてしまって、出るときはバスローブのような体に巻き付けるタイプのバスタオルが楽かもしれませんね。
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トイレの設備はどうでしょう?

Tさん:お手洗いのパターンですが、女性、男性、多目的トイレ、とあればいい方で、それ以上の考えは至っていないのが実情と思います。

やすは:確かに、一口に「多目的トイレ」と言っても、手すりの位置やその手すりの種類(上下に動かせるタイプか、左右どちらについているか)、オストメイト備品がついているか、色々ありますよね。
気が利くところは、車いすの人が鏡を見やすいように、斜めに備え付けてありますが、たいていは垂直についてありますよね。

Tさん:これは東北のある都市にできたプールのトイレですが、大人用個室に子供も同時に入れるように子供用の洋式便器がありました。
大人が用を足している隣に子供も用を足すのができる構図で、子供が中で一人でグズる心配がなくなります。

やすは:なるほどー!公園の水飲み場でも。親子が向かい合っていられる水飲み場もありますが、それと似ていますよね!このプールのシャワールームはどうですか?
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シャワールームの種類は?

Tさん:ここ(東北のある都市にあるプール)のシャワールームは個室です。
家族更衣室(申し出れば借りられる)にはカーテンで仕切られています。
多目的トイレもありましたよ。

ちなみにスタッフの方に家族更衣室を見せてもらいましたが LGBT対応云々までは聞いていません。

やすは:更衣室がLGBT+対応、というのはなかなか聞かないですね。
お体の調子が気になるのではなく、「使い方」が気になるところなのですから、物理的に「段差解消の工事をすればいい」というわけではないですよね。

バリアフリーが必要なのは、むしろその「ちょっとした配慮」や「気遣い」ができるような「使い方の工夫」の方だと思うんです。

誰でも使いやすいような更衣室の形は、大方傾向はあると思います。
例えば今回のような「個室」スペースがある更衣室は、もしあればだれでも使いたいですよね。

すべてのプールに個室パーテーションやカーテンをつけられなくても、「個室になる」工夫が1つでもあると、それだけでも何十人もの人が大助かりですよね。

いかがでしたか?
アクアマルシェのお客さんは、LGBT+であったり、お体が不調だったり、身体に障害があったり…などなどの理由で、水着のえらび方に迷われる方もいらっしゃいます。
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