こんにちは!
東京三鷹市のパーソナル水泳インストラクターの酒井やすはです。
今回は、実際に「これから水泳はじめようか?」と考えている一人の方にスポットをあてた、ちょっとしたエピソードをご覧ください。
私の仲間が作ってくれた、水泳を始めたいあなたに贈る「落語風 水泳噺」です。
(私も物語に入っているのでちょっと恥ずかしいですが…)
きっとどこか参考になるハズです!
では、はじまりはじまり~。
―――
これはお江戸のとある長屋のお話でございます。
「あんた、また、だらだらしてんのかい、邪魔ったらありゃしない。」
「うるせぇな、休みの日くらいゆっくりしたっていいじゃねぇか!」
今も昔も旦那が休みの日というのは同じような夫婦の掛け合いが行われているようですね。
おや、なにやらまだ続いているようです。もう少し聞いてみましょう。
「あんた、休みだからって毎度、毎度、だらだらしてるせいか最近、トドみたいになってきてるじゃないかい。たまには外で走ってきたらどうだい?昔は休みのたびによく運動しに行ってたじゃないかい。」
「昔はな。最近じゃ、歳とったせいか体が重くてな。」
「あー確かにトドは体が重そうだ。」
「うるせぇな、人のことをトド、トドって!人の話は最後まで聞けってんだ!」
「お、なんだい?続きがあったのかい?」
「おう。ほら、ちょっと前に膝やっちまったろう?あれからどうも調子が良くなくてな。
その辺を走るのはさすがに恐いというかだな・・・」
「そうかい。まぁ確かに無理をしてあんたが働けなくなったら困るわね・・・」
「そうだろ。そうだろ。ってな訳でだな、もうちょっと大人しくごろごろせてくれや。」
旦那さんはそう言ってまた寝ようとしているようですね。
確かにどこか調子の悪いところがあると運動したくはないですよね。まして、また翌日から仕事なんて思ったらゆっくりしたくもなるものです。
でも、どうやらこの奥さんなにかひらめいたようです。
「膝の痛みがあって走るのは恐いねぇ・・・そういや、あんた!」
「なんだよ!また大きな声出しやがって!」
「あんた、ちょっと行ったところに飛脚長屋があるの知ってるだろ?」
「あぁ、知ってるよ。」
「あの長屋に住んでる『泰葉ちゃん』も知ってるだろ?」
「あぁ、うちの小僧が小さいころ一緒に遊んでた、真面目そうな女の子だろ?」
「そう、あの『泰葉ちゃん』に最近、そこいらでばったり会ったんだけどね、その時に
『水泳指南所』を始めたんで生徒さんを募集してるって言ってたわよ!」
「おう、それは結構なことだが、それが俺となんの関係があるんだい?」
「あんた知らないのかい?ほら、膝が痛い人は水泳が良いって話を聞いたことないかい?あんたに丁度、いいじゃないか。」
「膝が痛い人は水泳がいい?聞いたことある気もするがなんで水泳がいいのかお前知ってんのかい?」
「え?知るわけないじゃないかい。それこそ『泰葉ちゃん』に聞いてみれば?丁度、会った時にチラシ渡されたのよ。これに連絡先も書いてあるわよ。」
「どれどれ、あーそうだな『ほーむぺーじ』も書いてあるな。見てみるか。」
どうやら旦那さんもやる気が出てきたみたいですね。
今、これを読んでいるあなたも昔は色々スポーツやってたのに最近は・・・なんて思い当たることがあったりしませんか?
それこそ、この旦那さんみたいにどこかが痛いから・・・って何かしら理由をつけてだらだらしてませんか?
ちょっとでも、まずいなと思ったあなた!旦那さんと同じように『ほーむぺーじ』を見てみることから始めてみませんか?
水着のえらび方のページもありますよ♪
女性編・男性編
水泳帽子、ゴーグルの選び方のページはこちら♪
【水泳指南 初日】
時は流れて、水泳指南、記念すべき第一回目。
もちろん、旦那さん、水泳道具も揃えて準備万端。
いよいよ、奥さんに見送られて出発するようでございます。
「(あーやっぱりできるかね~。水泳なんて最後にやったのはいつだっけかな)おう、いってくるぞ!」
「あー水泳教室かい。しっかりやってきな。」
「おう、ちょっくら行ってくるわ。」
「(あの人、珍しく不安そうな顔してたけど大丈夫かね~)」
「膝に少し痛みがある」ことを事前に伝えていた旦那さん。
まずは「水に馴染む体作り」ということで、水中歩行をいくつかやって楽しんだようでございます。
最後は水に体をゆだねたり、しっかり力抜きをやって帰ってまいりました。
こうしての「ナマケグセ」がついていた旦那さんですが、基本的に毎週、水泳指南を受けることにあいなりました。