ちょっとした発見があったのでご紹介です。
発達障がいのお子さんは、見ているところが限定的なことが多いので、そこがちょっとでも変化したらすぐに気づきます。
以前、私がシャンプーを変えたら、髪にその残り香があったためか、自閉症のお子さんから「いい香り!いい香り!」と連呼されたことがあります。
はじめは「プールのにおいが平気なのかな…?なんだろうな…?」と気づかずにいたのですが、後からじっくり振り返ってみてシャンプーを変えたこと思い出しました。
子どもにとって嫌な香りでなかったためか、スムーズにいつも通り過ごすことができましたが、嫌な香りだったら大好きな水泳も嫌になってしまうでしょう…見えないからこそとても気を遣うところでもあります。
たべものと同じで、その人(体)にとって必要な香りを「いい香り!」と脳は認識するようです。
その香りは障害によって傾向があるようです。
アロマが好きなので、ちょっと調べてみました。
ADHD(注意欠陥多動性障害)の方向け
(衝動を抑える・緩和したいときに)カモマイルローマン、イランイラン、パチュリ、サンダルウッド
(集中力がないときに)フランキンセンス、ライム
ドーパミンの働きを調整してくれるのでしょうね♪
自閉症の方向け
ローズマリー(カンファーもローズマリー・シネオールも)、レモングラス、レモンバーベナ、オレンジ
私が使ったシャンプーにも確かに(いろんな香り成分は入っていましたが)お花の中にレモンのすっぱくて爽やかな感じのある香りのシャンプーでした。
柑橘類は揮発性が高い香りなのに、(自分ではかすかに感じるくらいだったから)スイミングキャップをしていたのに、よく気が付きました…。
精油の仕組み
香りをかぐと、直接脳へ信号が送られて、身体に必要なホルモンや神経伝達物質(セロトニンやドーパミン、エンドルフィンといったもの)を正常に分泌させます。
生徒さんはお子さんが多いので、私がアロマで足湯をしたいときや、香りをかいで楽しみたいとき、お客さんの前に立つときのヘアスタイリング剤を使いたいときは、こうして残り香が出ることを考えてオーガニックのアロマを使っています。
(通常のシャンプーは無香料。混ぜたいときはラベンダーかペパーミントなので一晩経てば消える)
リラクゼーションであるワッツやアイチのときに、好きな香りがプールに香っていたらいいなあと思いつつ、プールはスポーツクラブのスタジオとは違って広いので難しいですね。(泣
でもプールに入る前や終わった後に、ちょっと好きな香りを手首につけておいて、気分を変える・シーンを変えるというサインにするのはいいかもしれませんね。
ちょうど、ネクタイしたりお化粧したりすると頭が切り替わるのと同じで。
発達障がいのお子さんは、「はじまり」と「おしまい」が分かりにくいと言われています。
確かに、目に見えないし、現象は違っていても物事はスタートとゴールは必ずやってくるから、規則性があるのかないのか理解しにくいですよね。