水泳帽子とゴーグル、タオルの選び方

こんにちは!
東京三鷹市のパーソナル水泳インストラクターの酒井やすはです。

今回は水泳帽子とゴーグルの選び方をお話ししていきます。

水泳を始める皆さんのお買い物を強力にサポートします!!
…と、いうほど難しくありませんよ。

でも、やっぱり「身につけるモノ」ですから、ベストなものを選べるように「プールに行きたいけど、どれを選んでいいか分からない!」という方も、これから無駄遣いしないように(?!)、「フィッティング講座」始めます!

水泳帽子は、公共のプールではほぼ確実に水着と同様個人の物を持っていく必要があります。

理由として、衛生面の配慮と、髪がプールで流れてしまわないためも挙げられます。昔は排水溝の引き込み事故も多く、長い髪があることで危険な状況を避けるためもありました。

場所によっては水泳帽子の販売をしているプールもありますが、ないプールがほとんどなので、水着と一緒に買っておきましょう。

水泳帽子は、大きく分けて「メッシュ水泳帽子」と「シリコン水泳帽子」の2種類があります。メッシュとシリコンをかぶり比べて、被った感じや、被って泳いだときの水の流れの違いなど好みで変えてもいいかもしれません。

メッシュ
メッシュは学校のプールで使われるような生地のものでかぶりやすいです。デザインや絵柄も多いです。ただ生地が水を吸い、髪の毛も水を含み重くなります。

シリコン水泳帽子
生地が水を吸わないので水の抵抗が少なく、スピードを意識する方や、塩素で髪が痛むことを気にされる方にはシリコン水泳帽子を好む人もいます。慣れるまで多少かぶりにくいですが、髪の毛が水を吸わない分、頭が重くならずに練習できます。
しわのないように、いったん被った後に親指を一本入れて上を向き、空気を抜かすように整えていきましょう。潜ってもできます。

女性なら、塩素で髪が痛むことが気になりますよね。
私も小学生の頃は毛先から脱色してしまい、毛先が赤茶色く染めていたようになっていますた。(外プールという塩素の強い環境で、夏休みは毎日8時間以上泳いでいたからだと思いますが、普通の方はここまでひどくなりません)

塩素のダメージを防ぐ&フォローするポイントをお伝えします(^^♪

1しっかりとシャワーをあびる!
プールに入る前、シャワーを十分にあびて、髪をしっかり濡らしておくことで、乾いた状態の髪に直接塩素が触れることなく、髪に水分を吸わせた状態で入ることで和らぐようです。
プールから出た後もシャワーを浴びて流しましょう。
ちなみに、海で泳ぐときも、その海ごとに多少の差は出ますが、この方法で髪のバリバリ感は和らげぎすよ。

2メッシュ水泳帽子より、シリコン水泳帽子を使う。
シリコン水泳帽子は水を通さないので、髪にプールの水が直接触れることを防ぐことができます。
ただし、ランニングですぐに汗をかくほど代謝の良い方の場合、シリコン水泳帽子の中に汗がすぐに溜まることを感じられるので、逆に通気性の良いメッシュを好む方もいらっしゃいます。

3シャンプー<トリートメント
髪はダメージを受けるとキューティクルが開いている状態になるので、しっとりタイプを選んだり、トリートメントを少し長めに置いたりすることで、プールに入るよりツヤツヤの健康美髪が叶いますよ。

ゴーグルはレンズに度付きのもの、レンズにミラー加工がしてあるもの、レンズにゴムのクッションが付いているもの、ストラップが1本~2本のもの、と色々な種類があります。
度付きレンズ;片目ずつカスタマイズできるものもあるので、普段眼鏡が手放せない方や、コンタクトをつけられない方やプールには大変便利です。
ミラー加工は、サングラスのような効果があり、プールの水の反射が気になる方には良いかもしれません。
ご自分の目を隠したい方は、黒のゴーグルやミラー加工を選ぶことをおすすめしいます。

クッション;クッションがついているゴーグルは、目の周りのあたりが優しくなり、ないものは目とより一体感が生まれるので、好みを試してみることをお勧めします。はっきりとせんが移るのが気になる方は、ストラップを調節するか、クッションありのゴーグルから試してみましょう。

ストラップ;太い一本のゴーグル、細い二本に分かれているゴーグルとあります。長さを調節する部品の使いやすさで選んで良いでしょう。
髪の長い方は調整部品が後頭部にきているタイプの方が髪が絡まりにくいというメリットもあります。ゴムの伸びやすさ、絵柄や色で選んでも楽しいかもしれません。

ゴーグルは眼鏡やサングラス同様、色によって明るく見えたり暗く見えたりするので、見え方はお店で試してみることをお勧めします。
クリアー(透明)を基準とした感じ方の違い
黄色~オレンジ;色つきの眼鏡をしているように周りが通常よりも明るく見えます
水色:すっきりと明るく見えます。
緑;少し落ち着いて見えます。
青・黒;通常よりも暗めに見えます。また、相手から自分の目が見えにくいです。

せっかくプールに行くのですから、「これ着たい!」と思えるような一着で、さらにご自身の目的や身体に合うと良いですね。ネイルや使っても良い道具の有無は、各プールによりルールが変わってくるので、施設におたずねください。

白や水色が基調の空間です。水に入れば、窓越しの太陽や照明からの光、その光が水面で反射したり水中に入ったりしてきます。プールにかなり映えて素敵です

水泳帽子・ゴーグルは、水着にある色を選ぶと、統一感あるコーディネートに見えます。反対色でパキッとした印象のコーディネートも素敵ですよ。

水泳帽子は絵柄が多く選べます。花柄や星柄、キャラクターもの、面白い言葉が書かれているもの…洋服のようにたくさんあります。
水着の数が限られていても、水泳帽子で気分や雰囲気を変えるのは面白いので個人的におすすめです。

せっかくお気に入りの水着や道具を買ったのですから、長持ちさせたいですよね。
水着や水泳帽子など生地がうすいので、洗濯機で洋服といっしょに洗えばOKです。気になる方は重曹を使っても構いませんが、あまりに洗剤や日光に当てて干すなどすると、いたみがはやくなります。
水でゆすいでから軽くタオルで水気をとり、ハンガーにかけて陰干しで乾かします。時間がない時は、ゆすいだ後にネットに入れたりタオルに包んでから脱水機にかけます。水分が軽く飛べばよいので1分くらいでも十分です。
 ゴーグルは水でゆすいだ後にタオルで拭いたり陰干ししていれば長持ちします。
 
 「正しくお手入れする」、と言っても意外と簡単ですよね。
 道具のメンテナンスが簡単なところも、水泳の魅力です。
 お世話になった道具たちに、お礼を言いながらお手入れしましょう。

水泳道具の耐用年数について、大まかな目安として挙げておきます。

水着;1年~
ゴーグル;1年
水泳帽子;3年~

水着やゴーグルは、生地がビロビロに伸びてしまったり、生地が粉を吹いたようになってしまったり(加工が取れたというサインです)、色が薄くなってしまったら、交換時期です。
「どうしてももったいない!」という場合、水着なら冬に古い水着を下に重ね着用として使いまわしたり、水泳帽子ならシリコンキャップの下に髪をまとめる用として使いまわしたりできます。

ゴーグルはストラップのゴムが劣化して緩んでしまったり、レンズのプラスチックが傷だらけになったら交換時期と考えて、目を怪我する前に取り換えてしまいましょう。

お住いの区分にしたがって分別して、お世話になった感謝の気持ちで!

水泳の時の「タオル」のお話をします。
「え?タオルでしょ!?」と思われがちですが、3分だけお時間くださいね。

世の中、色んなタオルがあります!

100円ショップにあるバスタオルから、水を絞れば何度も使えるタオルまで、色んなタオルがあります。

水泳の頻度に合わせて、出番を考えるとそれが「私を大事にする」ことに繋がります。
ちょっと見ていきましょう。

【起毛のタオル】

フワフワの、よくよく目を凝らすとループ状の表面のいわゆる「バスタオル」は、手に取った時に温かく、すぐに水を吸ってくれます。
人によっては、手拭いサイズでも充分足ります。

着替えの時に大判タオルを使えば個室のない更衣室でも着替えができますし、ゴムを入れた大判の巻きスカートのようにして使うこともできます。

冬に練習をした後や、1日に何度も泳ぐ際の一番最後に使うタオルとして使うと体を冷やさず気持ちよく過ごせます。

使った水着をゆすいでから包めば、帰宅してすぐに干すことができます。また、水着等を包んで持っていけば生地の傷みを和らげるスグレモノです。

反面、この後に出てくる吸収性タオルと比較して少しかさ張るので、水を吸って少し重くなります。

【吸収性タオル】

1度水を吸っても絞れば何度も使えるタオルです。
「セーム」「スポンジタオル」等と呼ばれて、最近はキッチン用品などにもなっています。

1日にたくさん泳ぐ方や、荷物をなるべく軽く減らしたい方に向いてます。

サイズはフェイスタオルよりも少し大きいものから、バスタオルほどの大判タオルまであります。

表面のツルツルしたものや、起毛のものもあります。起毛の吸収性タオルの方が、バスタオルに近い感覚で使うことができます。バスタオルサイズを使いやすいサイズに切っても使えます。

身体に障害のある方が更衣室を使う際、丁度良い着替え台がなく、濡れたまま床に座るのは抵抗があると思います。
バスタオルで体を拭かれるとき、下に敷いて水を吸ってくれるマットとして使うのも便利です。

バスタオルよりもかさ張りは少ないのですが、いわゆる綿等の素材のバスタオルと比べると冷たく感じることが多いです。

【手拭い】

一番かさ張らず、ささっと拭けるのでおすすめです。
夏ならこれで充分足ります、という方もいらっしゃいます。

髪の長い方は2枚もってきて、1枚は髪にタオル代わりに巻いて、もう1枚は体を拭くようにと準備しても良いですね。

どのタオルも洗濯機、手洗い、どちらでもかけられます。
感謝の気持ちを込めて、優しくしっかり干しましょう。