こんにちは!
東京三鷹市のパーソナル水泳インストラクターの酒井やすはです。
今回は、ダイエットを成功に導くためのカギをテーマにお送りします。
ダイエットの成功は人それぞれだと思いますが、まずはダイエットをしてきた思い出をちょっとだけ振り返ってみましょう。
そもそも、ダイエットの「成功」とは?
ゴールは人それぞれですが、「体重が減った!でもまだお肉がある…(だからまだダイエットは成功してない)」という声を聞きます。
確かに体重が平均並みにそろうのはうれしいですよね。
でも、体重とボディラインは完全には比例しないのです。
体重が平均より重くても、筋肉や脂肪の付き方が正しい位置にあれば、「美しく」見えるのです。
こうなればひとまず「成功」ラインにはたどり着けるのではないでしょうか?
それでは、ダイエットの効果を上げるカギをご紹介します。
ストレスをためない
ストレスは人間の生活に必要なものですが、過剰になるストレスはしんどいですよね。
みなさんにとっての過剰ストレスは何でしょうか?
「食欲がありすぎる」
「甘いものが食べたくなる」
「あー、また練習さぼっちゃった」
「自分で決めたことを守れないなんて、私は弱い人間だな…」
といった「食欲系」から「自己否定系」まで様々だと思います。(言葉は勝手に私が今作りました)
でも、正しく体を使おうとすると、これらはキレイサッパリ解消できます。
そのメカニズムも見てみましょう。
カギは「正しく体を使う」ではなく「使おうとする」ですよ!
食欲系のストレスを解消する
運動して食欲が出てくるのは当たり前の生理現象です。
止まらないほどの食欲が出てくるほどの運動をしないように、運動量をセーブしたりするのも手です。その分運動の質を見直すこともしてみましょう。
本当に「お腹」がすいたの?
「体が身軽なら軽やかに動けるんだろうな」と想像することはありませんか?
体が身軽になることに必要なのは、「本当に『お腹』がすいたのか、感じられる私でいること」も必要です。
本来の「お腹がすいた。たべたいな」と体が欲求を強く求めるときは「腸」が空いているのです。
「お腹空いたな」と思って手を当てるところより少し下だとイメージしてください。
実は「目が食べたがっていた」「鼻が食べたがっていた」「舌触りがほしかった」「のどが渇いていた」など、本来の体の感覚を呼び戻すチャンスです。
ぜひ日ごろから「目が食べたいのかな」等など、ちょっと立ち止まってご自身のカラダの声を聞いてみてくださいね。
胃袋の位置がちがう「錯覚」の食欲?
よく水泳で「腹筋使いなさい」「お腹を締めなさい」と言われることはありませんか?
その人は「腹筋」って、どこを指しているのでしょうか?
別ページにも書こうかなと思うボリューミーなテーマですが、簡単に言いますと、腹筋が使えていないのは内臓の位置がそもそも違うからということも理由の一つです。
胃下垂で元々その位置にあってどうしても動けない場合を除いて、お腹周りが気になる方の胃袋の位置は大体ずれています。
猫背などの理由で、胃袋が前側に垂れてスキマができ、脳が「胃袋がカラっぽだ。食べなきゃ」と間違えて命令を出してしまうのです。
なので、水泳でガンガン泳いで腹筋というベルトをつけようとしても、姿勢そのものに原因があるので、泳いでも過剰にお腹がすく「錯覚」をしてしまい、「水泳しているのに体重が減らないな」と悩むことになるのです。
水中ストレッチの中にも、そのためのエクササイズがあるのでよりたくさんやってみることも手です。
自己否定のストレスから解放される
ダイエットをしている人は、食べ物に限らず色々な場面でキリキリになっていることが多くあります。
「あれはダメ」「こんなんじゃダメ」「どっちが正しいの?」「本当の情報は何?」と、「ダメダメ」レッテルを貼ったり、「二者選択」に陥ったりと、普段の仕事や友達との遊びの中で、頭の中でこんな声を出している人が多いです。
よかったらちょっと1時間前のことを思い出してみてください。
道の途中で見たパンを見て「おいしそう、だけど太りそうだからダメ」、洋服をみて「かわいい、だけど着られないな」、飲み会で「食べちゃった、もう意志が弱い私はダメだ」などなど、プラスの気持ちとマイナスの気持ちをいつも並べていませんか?
これは脳にとってとても労力のいる作業で、脳はいつもオーバーヒートしています。
脳が疲れれば、体も休ませようとしますよね。
ダイエット中のストレスで疲れやすいのは、がまんだらけの食事制限だけでなくストレスによって脳が疲れていることも原因です。
また脳が疲れていたりストレスを抱えていると、消化不良が起きます。
「ダイエットのために、このスムージーを飲むぞ!」と思っても、栄養が十分に取れなくなってしまいます。
またストレスを抱えていると、無意識に周りにつらく当たってしまったり、イライラしやすくなったりと、元々の気持ちの余裕がない上にストレスを軽減してくれる栄養も十分に取り切れないことで、厳しい方ですと「ダイエット中に友達が減った」かたもいるほどです。
水泳やダイエットだけに限りませんが、ストレス対策は重要なのです。
水泳のダイエットでストレスから解放するには?
水泳は泳ぐだけではありません。
汗をかく水中ウォーキングや、アイチといった水中で行う太極拳のような動きや、ワッツと呼ばれるホテルで行われるリラクゼーションメニューまで「リラクゼーション系」のメニューもたくさんあります。
しかもこれらは泳げなくても、特別にスクールに通わなくても、やり方さえ押さえておけば地元のプールでできるものなのです。
気持ちがよくて水の上で寝てしまう方も多くいらっしゃいます。
気になる方はアクアマルシェで体感してみてくださいね。
ガマンやストレスから解放されたダイエットはイキイキしている
あなたのダイエットの目的やきっかけは何でしょうか?
もてたい、きれいになりたい…それによって「イキイキ」する毎日が手に入ることが最終ゴールで、そんなあなたをみて周りの人から「なんかいいね」と言われるくらいに変わる…。
そんなイメージをお持ちの方は多いと思います。
私個人としては、このイメージも大切ですが、もう一つ大切だと思うカギがあります。
それは「新しい私になる」のもそうですが、なにも人格が大きく変わることではありません。
ダイエットを通じて水泳を知り、体の声や使い方を知って、「本来のあなたらしさ」が出ることが「成功」のカギだと考えています。
水は本当にスグレモノです。
昨日の体調と今日の体調で、浮き方が変わります。
それを感じて、人間の体は筋肉を微調整して頭と体を使います。
そうして内臓が正しく片付けされると、本来の食欲と偽物の食欲が分かるようになり、食べたいときに脂っこいものを食べても量をセーブできるようになったり、ご飯とみそ汁で満足できるまで体がリセットされます。
気持ちが落ち着いて心に余裕が出ると、自然と笑顔になり、ツキも人も運んでくれます。
人を助けたくなるような気持ちが芽生える人もいます。
思考のクセを発見する
ここまで記事を読んできて「ダイエットって、案外暗いものではないな」と思う方、いらっしゃいませんか?
そうなのです。本来のダイエットは「あなたがイキイキするものかどうか」が基準です。
周りの方がどう言おうと、全く関係ありません!
「自分のために、ちゃんと時間使っている♪」という「おもてなしの時間」なのです。
「これをやったら~♪」という、思わず「♪」がつくようなワクワクする気持ちでいる人は、「私のダイエットは成功した」と感じやすく、また実際に個人の目標は達成しており、壁を乗り越えてさらにきらきらして次のステップへ行っているように見えます。
ダイエットを通じて「これはできない」「あれはできない」と自然と口にしていたり、思ってしまったりする「クセ」を見つけた方は、これを機会に「これはできないんだよね、『今だけ』」と「今」というキーワードを付けてみてください。
できないのはあくまで「今」であり、「今」目の前のことを変えれば体は変わります。
水泳インストラクターがいればケガをしない使い方を細かく教えてもらえるので、すぐに結果がでなくても、決して悪い方向にはいきません。
思考のクセ、成功の一番のカギかもしれません。
いつも「私はワクワクしているかな」という点だけを振り返って、ダイエットライフを送ってください。