ハンドブック 制作のウラ側

こんにちは。
介護予防、障害者水泳をはじめてもうすぐ10年を迎える酒井やすはです。

人生ではじめて、ハンドブックを作りました~!
タイトルは「ハッピースイミング~ゆるやかでしあわせな泳ぎ方~」
ワクワクするでしょ?!

実際、献本させていただいた三鷹市内のお店に泳げない男性の方がたまたまいらっしゃり、本を手に取ってページをパラパラめくって、「水のさわり方からくわしく書かれていて、読んだらおよげそう」とおっしゃってくださったのです!

Mさん、本当にありがとうございます!
作った私としては本当にうれしい限りです。

実は、このハンドブック、4年近くかかっています。
介護の仕事をしながら、私自身もトライアスロンやシンクロナイズドスイミングをしながら本づくりを進めるのは本当に楽しくもあり、大変なものでした。
写真を撮影してからも、泳ぐ人の動きと介助者の動きを分かりやすく説明する方法に悩んだり、本の体裁もサイズからはじまってとても考えました。

この一冊が、創刊号であり、最終巻とならないよう、今ある原稿も少しずつ本にして必要な方に広めて水泳の楽しさを伝えていきたいと願っています。

ここまでこれたのも、学生時代からの夢だった「障がい者水泳のハンドブックづくり」を支えてくださった周りの人とのご縁とご協力あってからこそです。

今回は水中カメラマンをしてくださった方へのお礼を込めて、ハンドブックのウラ話をお伝えします♪

水中写真のおもしろさ

カメラマンの方は元々カメラが趣味だったこともあり、陸上で撮るためのカメラと水中カメラとご用意くださいました。

ただ、カメラマンの方が「浮き体質(泳ぐときに浮きやすいタイプか沈みやすいタイプか、酒井がそう呼んでいます)」だったこともあり、「泳いでいる真下」のアングルがなかなか撮りづらかったのです。

たとえばこんな場面
(ハンドブックから抜粋)↓

水の上に背泳ぎのようにプッカリと浮く練習のご紹介です。
ハンドブックでは、一人で行う練習も二人で行う練習も載せています。
(水中運動やリラクゼーションに特化した第1号ならでは、ですね!)
水中リラクゼーションしているときに介助者と一緒だったら、介助者からみたら手の位置や手の形は知りたいですよね!

そこで、真下からのアングルを撮ってもらいたかったのです。
カメラマンの方に沈むコツをお伝えして、撮っていただいたのがこちら↓

どうでしょう?分かりやすくなったのではないでしょうか?

なかなか人の体の支え方は福祉をやっている人であっても(介護の経験があるから本当にそう思います)コツをつかむことは難しいもの。
強さやフィット感や…。

それをお伝えするべく、専門用語を使わないで水泳の本を書きました。

カメラマンさんに本当に感謝しています。

さいごにカメラマンの方がカメラのクリーニングをしたら、中からプールの湿気でほこりの入った水が出てきたそうです…。
ハンドブックには続きがあり、1号に登場くださった小児脳性麻痺の方の他、モデルをしてくださった障害のある方みんな同じカメラマンさんに頼んでいました。
本当にご協力をありがとうございました。

水泳をはじめてみたい!方はぜひお問合せください。

ハンドブックを読んでみたい方はこちらからどうぞ。