LBTG+の方と水泳

こんにちは!
アクアマルシェ代表のさかいやすはです。

LGBT+の知り合いの方とお話ししていると、「水泳は好きなんだけど、やってない」というお話がありました。
よくよく聞いてみると
「やっぱり更衣室が気になる…」
「トイレに行けない」
「水着で体のラインが出てほしくない」
などなど、様々な悩みが聞こえてきました。

これは何とかしなければ!!と思い、本日のテーマは、「LGBT+の方と水泳とのつきあいかた」です

まずは素直な気持ちで考えてみよう!

まずは、ご自分の考えている「性」の人になってください。
更衣室やお手洗いが使いにくいのは、皆さまの責任ではないのです。
本来、水から生まれた命すべて、水を楽しむDNAがあるのですから、健康のためや楽しみのためにプールへ行くことにバリアがあってはいけないのです。

中には見た目で全く分からないからタオルで隠して更衣室を使う人もいらっしゃいますが、万が一の誤解が起きては困るので、施設の更衣室がどのようになっているかチェックしてみましょう。
LGBT 更衣室 障害者
1一般更衣室の中に、個室カーテンなど仕切りがあって着替えられるスペースはあるか
個室カーテンがあると、体を見られずに着替えができるので、体にタオルを巻いて着替えるよりも、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
2家族更衣室があるか

家で着替えてからプールに行くことも手です。

トイレのこと

障がい者 多目的トイレ プール  LGBT
トイレも、家族更衣室同様に個室トイレがあるか念のためチェックしておきましょう。
更衣室の中は一般トイレであっても、プール内は「誰でもトイレ」がある施設もありますので聞いてみることをお勧めします。

男子トイレを使いたいとき…

男子トイレにはごみ箱が設置されていないことが多いため、そこで傷ついてしまう方もいらっしゃると思います。
ですが、最近はオストメイトやカテーテル使用など様々な理由で性別に関係なくごみ箱が必要な方はたくさんいらっしゃるので、必要な方は本来多いハズ…。
アクアマルシェも、ご意見伺って施設に提案していきますのでおっしゃってください。

水着のえらび方

水着 LGBT
「手術跡を見られたくない」
「もっとカラダのラインを整えたい」
など水着の悩みは多いと思いますが、今は本当に色々な種類の水着があります。

水着も生地によって、伸びやすいものと伸びにくいものとあります。
お店に行くと、「競泳用」と書かれたの薄い生地のものから、「練習用(トレーニング用)」と書かれた厚手の生地のものもあります。
各メーカーからアンダーも販売されています。

できればフィッティングルームで実際に試してみると、お洋服のように「体を抑えてくれる」「メリハリ作ってくれる」が分かります。

ポイントは、水着は肌の上に直接着るものなので、「下着のように着る」こと!
カラダの姿勢も整って、正しい位置に水着がきているか(水着に着られていないか)がわかりますよ。

ライフジャケットもオススメ

LGBT+の方で水泳を楽しんでいる方がおススメしてくれたのが「ライフジャケット」です。
日焼け予防に、手術跡も効果的に隠してくれます。
サーファーのようながっつりしたものでなくても、半そでタイプやノースリーブタイプのもの、パーカーのような薄い羽織ものでも十分かもしれません。

着替えのときにも、Tシャツを首までかぶってしまえば、上半身を隠しながら洋服に着替えられます。

水泳教室に参加するとき

周りから見て、見た目ではわかりにくいナイーブなことであると思うので、聞かれて答えるのがお嫌かもしれませんが、アクアマルシェなど水泳教室等に問い合わせる際には、自分の性別がどちらなのかも併せてお伝えください。(特にお子さんの場合なら、「君」と「ちゃん」が変わったりしますので…。)

女性なら、マニキュアなどしてプールに入るのは大いに歓迎です!
水の中でキラキラ反射してとてもきれいですし、視線が決まるので泳ぎやシンクロの上達にもってこいです。

アクアマルシェはLGBT+の専門家ではありませんが、性が理由で水泳ができなくて悩む人が一人でもいるのは多すぎると考えています。

こちらがどうしていく方がいいのか、色々教えていただきながら、一緒に水泳を楽しみ、クラブを盛り上げていく仲間が増えたらなと考えています。

・ピンときた方、ちょっと気になった方はお問合せフォームへお越しくださいね。

【ご参考】家族更衣室の使い方

プールの更衣室の使い方